身近な化学が地球を汚す!?環境に与える影響が強いとされる食品添加物3選
「食品添加物」は、私たちの生活に欠かせない存在ですが…
保存性や見た目、味を安定させてくれるけれど…その裏で、環境にも負荷をかけていることには、あまり意識が向けられていません。
例えば、合成甘味料や着色料、防腐剤が下水や河川に流れ込んで分解されず、環境を汚染している可能性があります。
今回は特に環境への影響が大きい添加物を3つを紹介しつつ、私たちができる選び方の工夫を考えてみたいと思います。

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環境負荷が高いと言われる添加物とその影響
1. スクラロース(人工甘味料)
環境への影響があるとされる内容
- 人体で代謝されず、そのまま排出されるため、下水処理では除去されず環境中に残留します 。
- スウェーデンの調査では、下水処理後の排水中にマイクログラム/リットル(ppb)レベルで検出されており、将来的な蓄積に懸念があるとされています 。
- また、非常に高温(約350°C超)で加熱すると、ダイオキシン類などの有害な残留物を生成する可能性も報告されています 。
参考記事:J-GLOBAL

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2. ベンゾ酸ナトリウム/安息香酸(保存料)、BHA/BHT(酸化防止剤)など
環境への影響があるとされる内容
- プール水の調査では、抗酸化剤(E320, E321)や保存料(E210, E211)が多数検出され、「水の中に残留し、人間や水生生物に影響を及ぼす可能性がある」と報告されています 。
- 合成添加物は主に化石燃料由来で、製造過程にCO₂排出や化学廃水を伴うことが多く、製造段階で環境負荷が大きいと言われています 。
- 一方で、添加物は食品ロス抑制にも寄与するとの見方もありますが(食品の長期保存による)、その一方で製造過程の環境負荷や廃水処理の問題を見落としてはいけません 。
参考記事①:厚生労働省HP
参考記事②:日本食品科学研究振興財団HP
参考記事③:IPCS UNEP//ILO//WHO国際化学物質簡潔評価文書

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3. 合成着色料(赤色40号, 黄色 5号 など)
環境への影響があるとされる内容
- これらは石油由来の合成色素で、製造には高エネルギーと化石資源が必要です 。
- 最近では、一部の合成色素(赤色3号, 黄色5号など)が2026年までに段階的に使用を廃止する動きも始まっています 。
- 添加物を多用する食品=超加工食品(UPFs)は、温室効果ガス排出や包装ごみの増加、食品ロスの原因にもなるとの指摘があります 。
参考記事①:科学情報協会(JAICI)
参考記事②:農林水産省資料

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私が食卓やお店で無添加を選ぶ理由
食品添加物には確かに「保存性アップ」「見た目向上」「食品ロスの抑制」というメリットもあり、特に人口増や食品の安定供給を考えると必要性も理解できます 。
しかし、その製造や残留、廃棄プロセスが環境に与える負荷を無視すべきではありません。
身体への影響も勿論加味していますが、環境問題の観点からも私が無添加を選ぶ理由になっています。
体と環境に配慮した選択をしよう
- 原材料や添加物表記をチェックする習慣を持つ。
- 「自然由来」「代替的な保存法(例えば、発酵・乾燥)」を取り入れた商品選びをする。
- お店やメーカーにも「環境負荷の少ない添加物」や「透過性のあるサプライチェーン」を選ぶよう促す。
こうした小さな選び方の積み重ねが、未来の環境を守る一歩につながります。
YOSHIOKA SAEKA
吉岡 冴香
オーガニックカフェcarna代表
大阪府堺市出身。2児の母。 12年前健康な食事に変更した事で息子のアトピー&喘息が完治したことをきっかけに健康な食事の勉強を続けて行く。勉強していく中で健康と環境問題は切っても切り離せない事に気付き、多くの人に広めたいと思い材料にこだわったオーガニックカフェをオープンした。星読みカウンセリングも行っている。