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地球にも財布にも優しい。今さら聞けない「カーボンニュートラル」

Kenny
| 2024/02/16
「カーボンニュートラル」。気づけば周りでよく聞く言葉になっていますよね。 しかし今なおあまり理解されていない言葉の1つかもしれません。 「カーボンニュートラル」についてゆったりと説明していきましょう。

カーボンニュートラルとは?

今回は「カーボンニュートラル」という言葉についてわかりやすく解説していきたいと思います。

カーボンニュートラルの「カーボン」とは二酸化炭素(CO2)のこと。私たちの日常生活でエネルギーを消費する際に排出されるガスの1つです。このCO2の排出量と森林などがCO2を吸収する量のバランスをとり、実質的にゼロにすることがカーボンニュートラル。これにより、地球温暖化の進行を遅らせることができます。

 

(引用:脱炭素ポータル)

 

カーボンニュートラルの重要性

地球上の気温上昇を2℃未満(できれば1.5℃未満)に抑えることが、温室効果ガス削減に関する世界的な取り決めとなっています。

正直なところ、ピンとくる人はまだ少ないかもしれません。

しかし地球温暖化は私たちの生活に直接的な影響を及ぼします。例えば気温の上昇により夏の暑さが厳しくなり、熱中症のリスクが高まったり極端な気候の変動により豪雨や干ばつが頻発し、農作物の生産に影響が出ることがあります。

調べると、昨今のゲリラ豪雨は地球温暖化が進んだ結果発生しているもの。ゲリラ豪雨が続くと山々の土中の水分貯蔵量を超えてしまい地面が緩くなり、土砂災害が生まれています。

さらには食料の供給不安や価格の上昇につながり、私たちの食生活にも影響を与える可能性があります。

なんだか遠い話のカーボンニュートラルが身近に思えてきました…。

 

(引用:気象庁)

 

そして温暖化の影響により氷河が融解され、海面上昇を起こし、国土が水没の危機に瀕しているのがニュージーランドとハワイのほぼ中間に位置する南太平洋の美しき島国、ツバル

海を超えた先の国の話ですが、確実に人々の生活に対して大きな影響を及ぼしているのが地球温暖化なのです。

これらの影響は将来的に私たちの住む環境、健康、経済活動に大きな影響を与えるため、今から行動を起こすことが重要とされており、カーボンニュートラルを目指すことはこれらの問題に対して私たちができる大きな一歩。地球上のすべての生き物と、未来の世代のために、今、私たちが行動を起こす必要があるのです。

 

 

 私たちの生活とカーボンニュートラル

「でも、個人の力で本当に地球温暖化に影響を与えられるの?」と思うかもしれません。確かに、1人ひとりの行動がすぐに大きな変化を生むわけではありません。しかし多くの人が少しずつ意識を変え、行動を変えていくことが大きな力になるのです。日常生活で少し工夫をするだけで、CO2排出量を減らすことが可能ですよ。

 

(引用:京丹後市HP)

 

カーボンニュートラル対策は財布にも優しい

1 エコな移動手段を選ぼう

車やバイクの代わりに公共交通機関や自転車を使うことで、CO2排出量を大幅に削減できます。また、歩くことも、健康にも地球にも優しい選択肢です。

昨今では電動バイクやコミュニティサイクルなどのレンタル自転車なども普及していて、より便利にかつ知らないうちにCO2排出削減に貢献できるようなサービスも増加傾向にあります。

かくいう私も職場までは片道15分ほどコミュニティサイクルで通勤しているのですが、満員電車や通勤渋滞のストレスを考えると圧倒的に快適そのもの。

 

2 省エネ生活を心がける

家庭内での省エネも重要です。LED電球への切り替え、エアコンや暖房の温度設定の見直し、不要な電気の消し忘れに注意するだけでも、エネルギーの消費を抑えることができます。何より財布に優しいですよね。

最近ではスマートフォンと連動する家具家電も増加し、AIやセンサーによって電気の消し忘れ防止や、帰宅直前にエアコンを設定することもできたりと、テクノロジーを活用することで日常を便利に、かつ経済的に生活を豊かにしながら環境保護もできるような時代になってきています。

 

3 再生可能エネルギーの利用

これは多くの人が取り組むにはまだまだ難しい話ですが、太陽光発電や風力発電など、再生可能エネルギーの利用を検討するのも1つの方法です。初期投資は必要ですが、長期的に見れば環境にも経済にもメリットがあります。

 

4 ごみ減量とリサイクル

日常生活で出るごみの量を減らし、リサイクルに努めることもCO2排出量を減らすためには欠かせません。不要な物を買わない、使い捨てではない製品を選ぶ、食品ロスを減らすなどを意識することが大切です。こちらも考えてみれば経済的にもエコですよね。

 

1人ひとりの小さな行動が地球を救う

カーボンニュートラルを目指すことは一見難しそうに感じるかもしれませんが、実は私たちの日常生活の中で始められることがたくさんあります。1人ひとりの小さな行動が集まって、大きな変化を生むことを忘れずに、今日からできることを始めてみませんか?

カーボンニュートラルについて、もっと知りたい方は、ぜひさらに深掘りしてみてくださいね。地球と未来のために、一緒に頑張りましょう!

 

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| 2024/02/16
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Webライター

名古屋市在住。 グルメメディアのライター/エディターとして活動するかたわら、環境問題にも取り組むITプロダクト会社に勤務。 持続可能なデジタル社会に興味を持ち、Web3分野を勉強中。

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