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洗濯排水が地球を汚す?水の循環に想い馳せる

YUTA
| 2024/02/08
私たちクリーニング店は、服をキレイにすることを仕事にしています。しかし、その落とした汚れはどこへ行くのか、排水はどうなるのか。そんな視点から水の循環についてお伝えしたいと思います。

私たちが日々お洗濯をするのは、衣類についた汚れを落とすためです。服をきれいにするという目的で行う洗濯ですが、今回は、少し目線をずらして落とした汚れや排水はどうなるのか?普段、気にもされない排水に焦点をあてて、お伝えしていきたいと思います。

 

汚れを落とすために使うもの「界面活性剤」

——水だけでは落とせない汚れを落とすには?

清潔を保つため、汚れを落とすとき、私たちは当たり前のようにに洗剤を手にとります。しかしその洗剤が何からできているのか、それを知っておくことも水の循環を考えるにあたっては必要です。

洗剤の主成分である界面活性剤ですが、これは主に油を原料としてつくります。簡単にいうと、洗剤とは油であり、水にも溶ける性質があるものということです。イメージしやすいのが、ファンデーションや口紅といった化粧を落とすときに使うクレンジングオイルのような感じです。界面活性剤という油をつかって、服についた汚れを浮かして落とす。これを洗濯で行っています。

 

(引用:環境省)

 

洗濯排水はどういう経緯を辿るのか

――洗濯の後、見るのは服がきれいになったどうか

いつもは気にされない排水がどのような順に流れていくか見ていきます。まず、排水管を通って汚水マスへと流れていきます。汚水マスは排水管と下水管をつなぐ役割があり、道路の下に張り巡らされたたくさんの下水管を通って、やがて下水処理場(水再生センター)へ流れ着きます。

下水処理場に排水がたどり着くと、まず沈砂地で大きなゴミを取り除いて砂を底へ沈めます。そして反応槽というところで微生物がよごれを分解することで水をきれいにしていきます。最後は塩素消毒をして川や海へ流していきます。
私たちの排水をきれいにしているのは、実は微生物なのです。

 

 

 

水の流れを止めるもの「油」

――なぜ油を排水管に流してはいけないのか?

排水管を詰まらせるものがあります。それは油。油は冷えて固まると排水管の中で蓄積していき、やがて詰まりの原因になります。嫌な臭いの原因にもなるため、下水道局では「油は流さないでください。」と案内しています。そして洗濯をするときにも洗剤という油を流しています。つまり洗濯槽が汚れていくのは洗剤という油が蓄積しているからなのです。

 

洗剤の適量を守ることの重要性

――洗剤の量は本来、汚れの量に応じて投入するものです

洗濯をするとき、洗剤はどれくらい投入しているでしょうか。自動投入の洗濯機が増えてあまり気にしていない方もいると思いますが、今一度洗剤の使用量を確かめて、既定量が入るように設定し直すことや、計量キャップの使用量の目安を守ることを心がけましょう。

それでも汚れが落ちないと思ったら、あらかじめ汚れに直接洗剤を付けておいたり、すすぎの回数を増やすことで解決する場合がほとんどです。

また、洗剤という油が服に残ることで、黄ばみや臭いの原因にもなります。洗濯をするすべての方が心がけることで、排水は良くなります。

 

 

循環の中に私たちはいる

山がつくったきれいな水をいただき、使っては排水することを繰り返し、徐々に下流へと流していきます。そして、海へ流れ着いたら蒸発して雲になり、雨となって私たちのもとに戻ってきます。

 

(引用:政府広報)

 

そうした循環の中で水を汚すのは私たち人間だけです。逆にきれいにするのは微生物だけです。

地球環境のためにできるだけ油を流さない生活を心がけて暮らすには、洗濯洗剤の量を見直すだけでなく、食器の洗剤も同様に見直す必要があります。また、料理したときの調理器具や食後の食器を拭き取ることも、地球のためにできるアクションの1つです。

 

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愛知・勝川の小さな洗濯工場が掲げる大きなビジョン“洗剤で海を汚す時代を終わらせる”ことに挑戦する、カチガワランドリー/Save the Oceanの広報です。正しい洗濯をすることで、大切な洋服を愛せるままに長く着られるようサポートし、アパレル産業の問題を解決する一助となるため活動してます。

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