植物と微生物が地球を救う!?小さな力で大きな環境再生に貢献する2つの関係とは
みなさん地球は好きですか?僕は地球が大好きです!そんな僕らみんなのおうちである地球がだんだん汚染していることを知りました。
どうしたらこの美しい地球を次の世代や、さらにその先の世代に残していけるのか…。難しく考えてしまいがちですが、実はとてもシンプルだと僕は考えています。
二酸化炭素はどこからきたのか?
SDGsやカーボンニュートラルという言葉をよく耳にします。これらをすごく簡単に説明すると、大気中に放出される二酸化炭素の量を減らそう!という施策です。二酸化炭素は温室効果ガスのひとつなので、それを減らせば地球温暖化や気候変動を阻止できるのではないか!という考え方。
地球という丸い箱の中で、突然どこからともなく二酸化炭素がやってくるわけではありません。
そして地球の資源は有限ですし、二酸化炭素も無限に増えるわけではありません。
では二酸化炭素(CO2)はどこからやってくるのでしょうか?
二酸化炭素は化学式でCO2と書きます。炭素(C)の原子1つに対して酸素(O)の原子2つがくっつくと、CO2になります。
このように地球上のさまざまな元素がくっついたり離れたり、気体、液体、個体など姿カタチを変えてぐるぐると地球を循環しているのです。
酸素(O2)はみなさん知っての通り空気中にあるのですが、では炭素(C)はどこからきたのか…。
答えは、地中深くに眠っていた石油。生き物のカラダの多くは炭素で構成されており(水を除く)、石油は太古の生き物の死骸が堆積したもの。
そして石油を燃やすことで、空気中の二酸化炭素が急激に増えているということです。しかしながら石油が私たち人間の暮らしを豊かにしてくれているというのは事実。
例えば、僕自身も車に乗るのでガソリンを使います。その他にも”モノ”を生産する際に機械を動かすために石油が使われています。
だから現代社会に生きている限り僕らは石油の恩恵を受けていますし、石油を燃やすこと自体をゼロにすることは難しいのが現状。
地球を守るカギは植物と微生物
ではどうやって大気中の二酸化炭素を減らすのか…その答えは植物です。
植物が持っているスーパー特殊能力は『光合成』は、根から吸い上げた水と大気中の二酸化炭素を使って、『酸素』と『ブドウ糖』を作ります。『二酸化炭素』から『ブドウ糖』に姿を変えるのが『光合成』のチカラです。
そして植物は栄養である『ブドウ糖』を独り占めせず、半分近くを根っこから土の中の微生物たちにあげるそうです。微生物たちはそのお礼に、植物の根からの栄養吸収をサポートするのだそう。
目に見えない土の中の世界ですが、植物と微生物はお互いに助け合って共生している姿を想像すると感動しますよね!
また微生物のカラダはたくさんの炭素でできています。土の中を微生物だらけにすると、空気中の二酸化炭素を土の中に固定することになるほか、土は炭素をエネルギー源として貯蔵するそうです。
つまり植物たちは温室効果ガスである空気中の二酸化炭素を土の中へ固定するという役目があるのです。
炭素が姿を変えるメカニズムを簡単にするとこうなります。
空気中の二酸化炭素→植物の光合成によってブドウ糖に変換→微生物がブドウ糖をエサとして食べて微生物のカラダそのものになったり、土の中にエネルギー源として炭素を貯蔵する。
とってもシンプルだと思いませんか?
家庭菜園が地球を守る!
私たちが家庭菜園で野菜を育てるだけでも空気中の二酸化炭素を減らすことができるんです!
大きな畑が無くても、アパートやマンションのベランダでプランターで育てることができますし、生ゴミを捨てずにコンポストなどで堆肥にすれば、最高の土ができます。
そんな微生物たくさんの土で育った野菜は本物のオーガニック野菜ですし、美味しくて栄養満点。
「地球のために!」というと少し堅苦しくて肩に力が入り過ぎてしまいますが、「美味しいし、楽しい!」だったらよりたくさんの家庭に広がるのではないでしょうか?
結果として地球環境にも良いという素晴らしい循環が広がってほしいと思っています。
小さな私たちから変えよう!
SDGsや地球温暖化と聞くと、規模が壮大に感じてしまい自分1人が動いたところで無力ではないか…。そう感じてしまう人も少なくないはず。
そんなことないんです!むしろ、小さな私たち一人ひとりの行動からしか、大きなムーブメントは起こせません。
環境について考えて行動する人は、まだまだ少数派。
だからこそ、そんな私たちが楽しそうに活動していたら周りの人も気になるはずです。
そして気がついたら仲間が増えている。そんな世界を目指して発信していきます!
ぜひ、美味しくて楽しい家庭菜園から初めてみてください!
みんなで一緒にやりましょう♪
SOMA
somakinchan
菌ちゃん土づくりアドバイザー
『未来の子どもたちが安心して住むことができる地球を守りたい』 そのカギは微生物が握っていると確信し、菌ちゃん農法オンライン講座の動画クリエイターとして活動中。 多くの人がまだ《知らないだけ》なら、多くの人が《知れば変わる》と信じて、個人としても情報発信をスタート。 主に、土壌と植物をメインに環境問題や健康問題にアプローチしています。